デリーは歴史、建築、文化、そして現代が魅力的に融合する街です。ビジネスマンから正統ヒンドゥー教徒、イスラム教徒、流行に敏感な若者、ターバンを巻いたヘビ使い、賢者からボロをまとった乞食まで1,380万人もの人口を抱えています。混雑した通り、砦、モスク、寺院や大邸宅の威容にただただ圧倒されることでしょう。デリーの生活は膨大な人口と否定できない貧困とが街全体を覆い、旅行者の前に立ちはだかります。

デリーは1947年の独立以来、そしてそれ以前も、英国政府が1911年にカルカッタからここに首都機能を移して以来、インドの首都として機能してきました。12世紀以降は、イスラム王朝がたびたびこの地を中心に勃興しました。

今日のデリーは、2つの都市から構成されています。ひとつはオールド・デリー、レッド・フォートのそびえ立つ城壁の下、不潔な通りが未だ多く残ります。そしてオールド・デリーは、デリーでもイスラム教徒の人口が多く、その生活様式は昔とあまり変わらないため、非常に伝統的なインドが残る地域といえます。一方ニューデリーは、王城都市であり、広く世俗的な大通りと、広々としたバンガロー住宅が並びます。しかし、人口の増加により、特にトランスヤムナーTransjamunaと呼ばれる地区には周辺部やスラム街が形成されるようになりました。

かのインド初代首相ネルーは、‘デリーは古きインドの象徴であり、路傍の石でさえ、我々にいにしえを語りかけ、また我々の吸い込む空気は、歴史の塵と香り、そして新鮮で突き刺すような現代の風で満ちている’と語りました。ニューデリーの独特な魅力は、世界中の放浪者を引きつける魅力にあふれた街です。